2025年3月16日に、千歳市市民文化センターにて、2024年度学生研究発表会を開催しました。
また、北海道支部 50周年記念事業として、Avintonジャパン代表取締役の中瀬幸子様をお迎えし、以下の内容の産学連携講演を学生向けに実施していただきました。
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タイトル AI時代の教育DX 価値を生み出す学びの場を共に創る
講演者 Avintonジャパン代表取締役 中瀬幸子様
概要
AIの進化により、仕事のあり方が劇的に変わる時代が到来しています。すでに、生成AIがコンテンツ制作やプログラミング、データ分析の一部を担い、知識を持っているだけでは「価値」とはならなくなっています。この変化の中で、企業が本当に求めるのは、「技術を持つ人」ではなく、「社会の変化に適応し、新しい価値を生み出せる人材」です。
知識をインプットするだけの教育は、AIの登場によって急速に価値を失いつつあります。
私たちAvintonは、20以上の大学・専門学校と産学連携を進め、企業と大学が共に「実践の場」をつくる取り組みをしています。本講演では、Avinton Academy on Campusの具体的な事例をもとに、AI時代における教育DXの必要性、知識ではなく「価値を生み出す力」を育む学びのあり方を考えます。
また、富山で進められている新しい大学設立の支援プロジェクトにも携わっており、「教育の仕組みを変える」のではなく、「新しい学びの環境を共に創る」ことの重要性を感じています。さらに、地方の教育環境の変革にも力を入れており、北海道出身の教育者が富山の大学で教員となるケースや、オンラインを活用し、フリーランスのエンジニアが地方の学校で技術講師を務める取り組みも進めています。これにより、都市部に集中していた優秀な人材が、地方の学校で教育を支える仕組みを構築し始めています。
AI時代だからこそ、学びの在り方も変えなければなりません。日本の教育が未来に向けてどのように進化すべきか、大学・企業・行政が連携し、地域を超えた教育のエコシステムを作ることで、日本全体の学びの質を高めることができるのではないかと考えています。
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また、発表会では、8件のご発表、30名の参加者による議論や質疑が行われました。
優秀賞として、以下の2件が表彰されました。
高梨美雪さん(大阪工業大学)
仮想教室を活用した新任教員の生徒指導における知識習得システムに関する研究
吉岡翔太さん(函館工業高等専門学校)
文章生成AIを活用した英語コミュニケーション学習支援システムの設計
ご発表いただいた学生の皆さんの更なる取り組みの発展に期待しております。
下記の教育関係者向けイベントを後援しました。
Canva活用、プログラミング教育を学べる「GIGAGIG 札幌」
主催: 特定非営利活動法人タイプティー
場所: 札幌市生涯学習総合センター「ちえりあ」
北海道札幌市西区宮の沢1条1丁目1−10
日時: 2024年7月27日 10:00〜16:30
内容: GIGAスクール構想に伴う端末の授業での活用方法、
ならびにプログラミング教育について学ぶことの出来るワークショップ
対象: 教育関係者・教育に興味のある方(参加費無料)
お申し込み・詳細: https://gigagigsapporo2024.peatix.com/view
(別サイトに移動します)
北海道支部会員51名のうち出席者8名・委任状提出12名となり、支部会員の3分の1以上の出席(委任状を含む)が認められたため、総会は成立いたしました。
詳細はPDFファイルをご覧ください。
日時 2024年6月1日 16:00〜16:30
場所 釧路工業高等専門学校(ハイブリット開催)
議題
2023年度事業報告
2024年度事業計画
支部会則改訂について
その他